引き続き、札幌市手稲区西宮の沢の新築工事の様子をお伝えします。
「基礎工事」が完了するといよいよ「躯体工事」に入ります。
当社では「木造軸組金物工法」を標準に採用しており、作業としては「土台敷き」から入ります。
「土台」とは,木造建築における躯体の中で最下部に設置される木材です。柱などはすべてこの上に立つことになり、建物の荷重をすべて受け止めますので非常に重要な位置付けとなります。
また、鉄筋コンクリートでできた基礎と、木材でできた構造体を結びつける橋渡しの役割もあります。
「土台」は、基礎の上部に寝せるようにして敷いていくのですが、あらかじめ基礎には「アンカーボルト」という金物を碇着(ていちゃく)させておき、土台と基礎をボルトでしっかりと緊結させます。
当社の場合、耐震性の高い「金物工法」を採用しておりますので、土台が交差する箇所は、下の写真の様に専用の金物を使用し、土台と土台もボルト締めで緊結させます。
中央に見えるのがその金物、右下見えるのが先ほどご紹介した「アンカーボルト」、左上に飛び出しているのが「ホゾパイプ」といって、柱と土台を接続するための金物です。
「土台敷き」を終えた後、「柱」と床を支えるための「大引(梁の様なものです)」を設置するための金物を取り付け、「大引」を設置します。
当社ではこういった構造材に「集成材」を採用しております。
ムク材に比べ強度が高く、乾燥状態が良いので、反りや割れ少ないのが特長で、同様に柱や梁もこの「集成材」を使用します。
この後「柱」を立てていくのですが、「柱」と「梁」の連結も下の写真のような耐震性の高い金物を使用します。
この「金物工法」 は工期も早く、さきほどの「土台敷き」の作業から4日後の状況が下の写真です。
既に建物の形状が明らかになっていますが、このあたりから見る見るうちに工事が進行していきます。
更に1週間後‥
白い「透湿シート」が張られ、外部はもう外壁材を張るだけの状況になっています。
次回は「断熱工事」の様子をお知らせしたおと思います。
尚、現地では現在仕上げの段階に入っており、来月初旬には完成する予定でおります。
そこでお知らせですが、こちらの物件では9/11と9/12の2日間、「完成現場お披露目会」を予定しております。
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住宅事業部 sugano