こんばんわ。
先週に引き続き、耐震リフォームの現場の状況をご紹介させて頂きます。
いよいよ、1階水廻りの改修に入りました。 床、壁、天井すべて解体し、夕方、私の携帯が鳴り、『事件』発生の通報が。
電話は、当社の現場管理のDからでした。
「柱三本が根元から、、、と工事が進まないと。。。」
『??????』 私の思考回路は、一瞬何のこと?って状況でした。
予測していなかった訳ではないですが、柱が根元から腐食するケースよりは、窓廻りの腐食の方がケースとしては多く、3本も駄目とは私も驚きの展開でした。
一見、なんの変哲もない状況に見えますが、良く見てみてください。 筋カイが腐ってます。
更に写真の通り、柱の根元(以下、柱脚)も同様の痕跡が。 なにより、蟻が食べ残した木くず達が。
せっかくお金をかけて手直しをしてるのですから、まだまだ長く住んでいただく為にもきちんとした対処が必要です。 再度、耐力壁や筋交いを含めた壁量計算の上、下記のように対応致しました。
初めに、腐食した柱を交換し、柱脚に耐震金物を取付します。
次に、先週ご紹介したように、柱脚と柱頭(柱の上部)と筋交いの接点で、更に耐震金物を取付します。
あとは、断熱材をビッシリ入れて、防湿ビニールを貼って、石膏ボードを貼り完了です。
この作業を、各部屋繰り返し行い、最後に内装工事を行い、完了となります。
こちらのお宅は、当初の『住宅診断』の回答の中で、耐震補強計画はご提案させて頂いておりました。
腐食部の損傷こそ想定外でしたが、しっかり直すことでまだまだお住まいは長持ちします。
写真のようになるお宅と、そうではないお宅がありますが、こまめにお手入れをしていけば住宅は長持ちします。 家族構成の変化や、間取りの総改修でも手におえない場合は建替も視野になりますが、どちらがそのお宅にあうかのご相談、ご提案も承っております。
無料住宅診断も継続中です。
この機会にぜひ、お問い合わせ下さいませ。
次回も『耐震リフォーム。。。part②』をお届けします。
設計部 Yでした。。。