地球温暖化と言われはじめ、生態系にも様々な変調をきたし、ここ北海道でも、以前ご紹介したとおり、「シロアリ」などとという害虫が生息し始め、年々その話題が多く聞かれるようになったように思います。
そんなシロアリですが、実は5月中旬から6月中旬にかけてが、一番我々の目につき易いってご存知でしたか?そこでシーズン真っ只中の今、シロアリの特徴について調べてみました・・・・。
シロアリの特徴
シロアリは年中活動しているため、特に発生時期というものはないようですが、羽アリが新しい巣を作るために飛び立つ時期は春から初夏にかけてで、普段表に出てこないシロアリが目視できるのはこの時期だけで、そういう意味では、まさにシーズン中と言えるようですね。
そして、シロアリは、姿も活動内容もアリに似ていますが、実はまたく違う昆虫です。アリは蜂から分化した昆虫ですが、シロアリはゴキブリに近いと言われています。餌は「木」のみで、暗くて湿気が多い場所に多数出没する行動は、確かにゴキブリに近いかもしれません。
シロアリは世界に二千種類以上いるといわれていますが、その中で、家に被害を及ぼすものはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が主で、ここ北海道にはヤマトシロアリが分布し、冬眠しないため年中無休で活動します。ヤマトシロアリは4月~6月頃に羽アリが群をなして巣から飛び立つので、この時期がシロアリの発生を確認する唯一の機会で、羽アリが飛ぶのを見て初めてシロアリの被害を疑うというのがよくあるケースだそうです。
そんな訳で、今の時期に見かける羽蟻は要注意ですよ!