今週のタメになる?話: 2009年8月アーカイブ

先週に引き続き、「窯業系サイディング」の塗装についてお話します。

塗装工事を検討する上での現状のチェックポイントとして、「コーキング」があります。

「コーキング」はサイディングのジョイント部分や、サッシ等との取り合い部分に打つボンドのようなものです。施工時はチョーブに入っており軟らかいですが、約一日でゴムの様に固まり、サイディングやサッシにすき間無く密着します。

これにより、雨水の浸入を防ぐことができますので、たいへん重要な部位となります。

ところが、年数が経過するとゴムの様に弾力があったものが徐々に劣化し、ヒビワレを起こしたり、収縮したりすることで隙間ができてしまい、雨水を進入させてしまいます。

また、コーキングにより隠れていたサイディングの切り口に、雨水が浸み込むことにもなります。

サイディングの表面には塗装がされており防水効果がありますが、切り口には塗装がされておりませんので、こういったところから、前回お話した様な「凍害」が起き、ボソボソになってしまうこともあります。

「塗装工事」には、汚れてきた外壁をキレイにしたり、素敵な色で住宅のイメージを変えたりと、意匠的な要素が強いですが、もうひとつの目的としては「防水」があります。

サイディングを長持ちさせるには、凍害などの影響を受けないように、雨水から守る必要があるのです。ですから、せっかくお金をかけて塗装をしても、コーキングの状態が悪ければその目的は半減してしまいますので、塗装時にはコーキングの打ち替えをお奨めしております。

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コーキングの打ち替えの際には、右の写真の様に古いコーキングをまず撤去します。

 

既存のコーキングの状態がそれほど悪くなければ、費用を抑える意味で、既存のコーキングの上に「かぶせ打ち」をする場合もありますが、厚みが充分にとれませんので、基本的には「打ち替え」をした方が良いです。

 

 

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コーキングの打ち替えのみの場合は、板材の色に合わせた色を選択しますが、こちらのお宅では塗装工事を行いますので、白いコーキング材を使用しました。

窯業系サイディングの塗装をするには、前回お話した凍害部分の張替えと、このコーキング工事が必要になります。

 

 

 

 

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みなさまも、ご自宅の外壁をまずはご自分の目で確かめ、もし凍害やコーキングの劣化を見つけたら、当社スタッフにご相談下さい。

 

傷口が広がる前に、早めの手当てを‥。

 

  

<k.sugano>

外壁材には乾式工法のサイディング系のものや、湿式工法のモルタル壁やタイル等様々ですが、ここ十数年、北海道の住宅では「窯業系サイディング」が多く採用されてきました。

「窯業系サイディング」はセメントやけい酸カルシウムの原料に繊維質材料を混ぜ硬化させたもので、施工性が良く、デザインも豊富な外壁材です。

新築やリフォームでこのサイディングを採用し、既に10年以上経過しているお宅も少なく無く、メンテナンス済みの方も多いと思いますが、そろそろとお考えの方のために、メンテナンスのポイントをご紹介させていただきます。

まず、メンテナンスの方法としては、大きく分けると「塗装」「張替え(or上張り)」の二択になりますが、イニシャルコストを抑えるにはやはり塗装が有効になります。

ただし、塗装の場合は下地が悪すぎると下地の処理費が高くつき、逆に張替えの方が安くなる場合もあるので、現状の調査が重要になってきます。

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チェックポイントとして、まずは現状のサイディング材の傷み具合の確認から。 

 右の写真の様に、表面が凍害で剝離したりしていると、その上から塗装をしてもうまく密着しないので、またすぐに剥がれてきてしまいます。

こういった場合は、部分的に張替えることになりますが、年数が経過していると、メーカー側で同じ商品を製造していないことがほとんどです。

色については、周りと同じく塗装するため問題ありませんので、なるべく柄や厚みの近いものを探し出します。

 

 

 

 

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こちらのお宅でも、同じ商品は既に廃盤となっておりましたが、タイル調で目地の数が同じものがあり代用しました。

  交換したのは「出隅」と呼ばれる外壁の角に使用される部材のみで、全部で9ヵ所ほど。数万円の費用で交換できました。

幸い、サイディング自体の凍害や割れ、大きな反りもなく、この出隅以外は交換する必要がありませんでしたので、「塗装」の選択が可能でした。

これが、あそこもここもと多くなってくると、費用がかさみ、「張替え」との差が無くなってきてしまいます。

ですから、傷んでいる部分が見受けられる場合はプロに調査を依頼し、「部分張替え+塗装」と「全面張替え」の両パターンで見積してもらうと良いでしょう。

 

 

 

来週も、窯業系サイディングの塗装についてお話します。

 <k.sugano>

 

 

 

 

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